メッセージ

 子どもにかかわることは豊かな時間であるとともに責任が重く、その時々で様々な判断が求められます。一方で、子どもはただ守られるべき未熟な存在ではなく、それぞれ独自の視点や考えを持っています。子どもたちが関わる場面を見ていると、人間同士の生き様に心動かされ、自分の生き方にも大きな示唆をもらうことがあります。子どもと大人は対比的に語られることも多いですが、保育の場、そして社会も、人間同士がともに暮らし、向き合い、育ち合う場だと思います。そのような場の魅力を学生・大学院生の皆さんとともに探究し続けたいと願っています。その過程で、私の方も多くの気づきをいただきながら、互いに議論し考えを深め合う時間を大切にしています。