鈴木祐一先生講演会(2017.10.27)

2017年度お茶の⽔⼥⼦⼤学国際教育センター主催公開講演

講演題目】Cognitive SLA研究における知識の測定方法:明示的・暗示的知識・自動化を中心に
【講師】鈴木祐一先生(神奈川大学外国語学部・准教授)

【⽇時】10⽉27⽇(⾦)10:40〜12:10
【場所】お茶の水女子大学 ⽂教育学部1号館1階第⼀議室
【参加費】無料
【使⽤⾔語】⽇本語
【申し込み】本学関係者は不要

講演要旨】
認知的アプローチに基づく第二言語習得研究(Cognitive SLA)を行う上で、「習得」および「第二言語(L2)の知識」をどのように定義するかという問題は避けては通れない。例えば、明示的知識と暗示的知識という区別は、理論的のみならず、教育的な観点からも重要である。また、L2言語知識および言語処理の自動化という関連した概念も存在し、どのようにL2知識を定義して、測定するべきかという問題は複雑に入り組んでいる。本講演では、Cognitive SLA研究を行う上で、L2知識の種類と定義および関連する概念を整理しながら、心理言語学の手法を応用した最近の研究において、どのようにしてL2知識が測定されているかを紹介する(e.g., uzuki & DeKeyser, 2015; 2017; Vafaee, Suzuki, Kachinske, 2017)。最後に、L2知識の種類および測定方法が、どのようにCognitive SLA研究で活用されうるかということを議論する。
こちらもご覧下さい。
カテゴリー: 未分類 パーマリンク